【ヴァイス】第6回さくら杯使用構築 アイドルマスター ベスト8 ※ふーkさん代筆

はじめまして、ふーkと申します。(ふーかって読んでください)
今回、9月26日に行われたさくら杯にて使用したデッキについて書かせて頂きます。
僕はWS用のブログを持っていないので、普段から良くさせて頂いているふぁてさんに
ブログを提供していただきました。ありがとうございます。

 以下がレシピになります。

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【レベル0】
④offタイム真
④輝きの向こう側へ!あずさ
②輝きの向こう側へ!律子
②ショートカットあずさ
②秘めた才能?美希
②頼りになる?プロデューサー
①どこまでもまっすぐな愛

【レベル1】
④素直で前向き春香
③リーダーとして春香
③次のステージへ!春香
②聖夜の夜に響&千早
③高木順一郎

【レベル2】
②今を大切に亜美
①みんなと進む未来春香

【レベル3】
③輝きの向こう側へ!春香
④古き都の貴音

【クライマックス】
④I want
765プロファイトー!!

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初風等の回収ソウルゲインに当たらなかったこともあり、ベスト8に入ることが出来ました。
リライト全盛期以来、2度目のさくら杯でレシピを残せたことを素直に嬉しいと思います。
以下に簡単にですが解説を書かせて頂きます。

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構築の順番を追って解説とさせて頂きます。
各レベル帯、カードが前後することがありますがご了承ください。

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④素直で前向き春香
④offタイム真
④I want

今回は、アイマス筆頭のパワーカード「素直で前向き春香」を主力にしてデッキを組みました。
最近はレストコストの必要な集中も多く、山作りと春香レベル2多面を崩すことが難しいという状況は未だ残っていると思います。
初風等のソウルゲインに引っかかることだけがネックですが、1週目の薄い山にソウル+1で殴りつつハンド、面を整えられる優秀なカードだと思っています。

相手のレスト毎にパワーが上昇する「素直で前向き春香」ですが、並んでいる枚数が1枚だけだと突破は容易なためできるだけ2枚以上並べることを理想としました。
最近は昔に比べてレベル0の試合スピードが速く、早いゲームでも握られる枚数を用意したかったため全力で4枚積んでいます。

その春香の後列相方とも言えるカードが「offタイム真」になります。
前述の通り、「素直で前向き春香」多面崩すことが難しい理由の一つがこのレベルバンプにあると思っています。
サイドアタック及び相討ち系のカードを許さないため、相手の選択肢を狭くすることが出来ます。
また、2ストックと本体レストによりサーチも兼ね備えています。
0帯でのパンチをハンドに変換できる力、レベル0でもレベルバンプが機能するという2点を評価してこのカードは後攻、先行問わず1ターン目に立てたいカードになりました。
「素直で前向き春香」のレベルバンプ失敗は許されないのでこちらも全力で4枚となります。

最後に、「素直で前向き春香」の対応クライマックス、「I want」になります。
トリガーのドラ2により、過剰点を生み出す可能性はデメリットですが、以下を考慮して4枚採用となりました。

1.1週目の1帯で必ず対応を撃ち、点レースを優位に進めつつハンドを整えること
2.相手のクライマックス配置に偏りがあり、点が通りやすい状況であると判断した場合にストックを補充しながら高打点を入れること

前者はほぼ説明の必要性はないと思われます。
後者は、艦隊これくしょんやガールフレンドで使われる控えストックブーストと同じ感覚だと思って頂きたいと思います。
山札の上からのストックブーストになりますが、立ち回りに必要なストックを補充しながら点レースで優位に立ちます。

「素直で前向き春香」の対応効果を2面使ったり、「offタイム真」のサーチ効果もストックを必要とするため、補充のためのストックブーストの使い方でかなり差は出ると思っています。

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②聖夜の夜に響&千早
③高木順一郎
③次のステージへ!春香


上2枚のカードは、「素直で前向き春香」のライン維持のための採用カードとなりました。
前述の通り、「素直で前向き春香」を多面することで相手に崩されにくいパワーを要求できます。
それでも、2スト目の最大パワーは7500であり2面突破の可能性は残っています。
そこで、1500助太刀を採用することによりその突破を困難にするために採用しました。
このデッキは、レベル1帯でのラインを特に重視しているため握りやすいように1枚ではなく2枚の採用としました。

「聖夜の夜に響&千早」が返しのパワーを見るカードならば、「高木順一郎」は行きのパワーを見るカードになります。
アラート効果として、レストすることで+1500の修正値を得ることで突破範囲が広くなります。
また、相手の後列がすでにレストしている場合はパワーの出力が難しいということも課題であり、その解決カードにもなります。
戦闘カードとして展開することはないですが、レベル1帯以外でも使うことで突破できるシーンが多かったです。
特にレベル0はデッキの回転を優先しているので、デッキを回転させつつしっかり相手を割れる選択肢を持つことが出来ました。
3枚積むと、必要だと感じた際に自然と握ることが出来た為3枚にしました。
アラートで効果を持つカードなので、サーチから盤面を解決する能力には欠けていたので多めに積んでいます。
クロック置き場にいるため、このカードを出すことで弱い面が発生しないことも利点だと思います。


「次のステージへ!春香」

このカードは「I want」の有無に関わらず相手の面を割る能力に長けている為、1帯でのサブ戦闘カードとして採用しました。
4枚目の登場ですらパワー6500に到達する為アラート効果との相性がとてもいいです。
パワー7500のラインは通称ガウル互換+パワーバンプ2面で達成できるパワーラインであり、そこを綺麗に超えることが出来ます。
よって、「I want」を使いつつ必要なパワーを確保できるため、「素直で前向き春香」は弱いものいじめをしながらラインを整えることが出来ます。
また、トップチェック効果は「I want」によるブーストカードを把握したり、デッキトップのトリガー確認、クライマックスの処理、「輝きの向こう側へ!春香」のサーチ対象を増やしたりととても使用頻度の高い効果です。

特に、このデッキは「I want」の採用により過剰点が発生しやすい点。
「I want」を引いた場合、引かなかった場合に仕事が明確に分かれるのにほぼ投げるカードであることから3枚の投入としました。
「素直で前向き春香」を多面することを目的とするため、4枚積むとハンドで腐る可能性があるということ。
また、ハンドにこのカードが溢れすぎると十分なパワーを出せないものが出てきてしまうので4枚は必要ないと判断しました。

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④輝きの向こう側へ!あずさ
②ショートカットあずさ

前述のカードは1帯での戦闘カードを主に説明してきました。
なので、そのためのアクセスカードの採用となります。

不要ハンドを1枚切り、山を堀り進めることが出来る「暁」と呼ばれるカードです。
「素直で前向き春香」を多面作りやすいのはこのカードのおかげもあると思います。
このデッキは「集中」を多用することによる山作りを目的としていません。
「offタイム真」や「素直で前向き春香」の効果によりストックの消費も激しいためノーコストで山を整理できるカードの需要が高くなり採用しました。

・このデッキはレベル0が17枚ありますが、後列向きカードが6枚と多く必要なパンチャーを確保しやすくなること
特に、レベル1のカードを集めていた際にレベル0で打点が止められてしまった場合、このカードをサーチするだけで必要なパンチ数を確保しやすいこと
・「古き都の貴音」解禁により、「素直で前向き春香」での回収対象カードが増えてしまいこのカードへのアクセス手段を最大にしたかったこと

最初は3枚での運用を行っていましたが、そもそも引くことが出来なかった場合にストックを必要とするデッキがストックを貯めることが出来ずデッキが回転しないという事態が多発しました。
また、上記2つの理由もあり最大枚数積むことでデッキ回転の安定化を優先しました。
パワーが2000しかない点に不安は残りますが、そこで3枚積んだ「高木順一郎」が仕事をしてくれます。
レベル0のパワーバンプカードとして採用した「ショートカットあずさ」も足りないパワー解決に貢献してくれました。

同じパワーバンプカードとして、「涙こらえて響」のカードも人気ですが今回は採用しませんでした。
「意外な一面千棘」に対するメタカードとして優秀ですが、

・1ターン目に引ける期待値がそこまで高くない(後半腐るため多く積みたくない)
・レベルバンプをレベル1以降で活かしづらい
(特にI wantとの相性が最悪。トップチェックできないため不安定なカードがストックに飛ぶ。ストックブーストで条件を満たさない場合がある)

この2点を考慮して不採用としました。
枚数を多く積むことでメタとしての機能を発揮できますが、多く積むことで別の問題点を抱え込む矛盾をもっています。
また、「ショートカットあずさ」は「高木順一郎」との相性がとてもいいことも評価しています。
登場時のパワーバンプ効果の為、後列に登場してアラーム機能だけ使ったり、効果を使って圧殺することでかなりのパワーを出すことが出来ます。

枚数はこの時点では決定しなかったのですが、後述のレベル0カードの採用枠の関係で2枚に収まることになりました。


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③輝きの向こう側へ!春香
765プロファイトー!!
③リーダーとして春香
④古き都の貴音
②今を大切に亜美
①みんなと進む未来春香
②頼りになる!?プロデューサー

ここからは、レベル3で〆を行うカード、及び解禁された「古き都の貴音」の説明になります。

レベル3で〆を行うカードとしてはいろいろなカードが公開されました。
再スタンド、トップチェックバーン、クロックシュート等がありますが僕が春香を選んだ理由は春香が好きだからです。
まず、上3種のカードは公開の時点で使うことが確定していたためこの〆を選んだ理由としてはとても不純です。

ですが、再スタンドは対応のレベル1が貧弱である。トップチェックバーンは0点バーンという不安定感をもち、レベル3のパワーラインがあがってしまった今ではクロックシュートよりも1点バーンを3面できる春香は〆としては優秀であると思っています。
ドジっ娘春香」や「輝きの向こう側へ!美希」を併用する形も目にしますが、あれは勝率7~80%の試合を90%にするカードだと思っていて、デッキの回転や成功率、レベル2帯での立ち回りをきちんと決めてから枠があれば採用できるカードだと思っています。
その為、今回は優先度の関係で不採用となりました。

今回、「輝きの向こう側へ!春香」は3枚の採用となりました。
効果を使うためにストック6を必要とするため、ストック等の領域に飛んで行ってしまった場合を考慮して多めにしました。
別の領域に飛んだカードを掘り起こすためにストックを使い、足りなくなっては元も子もなくまた不必要にストックを使いたくなかった為です。
「古き都の貴音」が解禁されたことにより、必要なストック数も増えた為なおさらここは多めに積むべきと思いました。

対応の「765プロファイトー!!」も4枚の採用となりました。
トリガーのした時の回収効果も強く、またリフレッシュ直前にトリガーしてしまったりすることで対応の失敗率を上げないために全力で4枚積みました。

「リーダーとして春香」は3枚の採用となりました。
登場時に1ストックを必要とする為トリガーしたクライマックスの処理に利用できる点。
また、「素直で前向き春香」に続きそのパワーの高さから帰ってくる期待値が高く、戦闘で使用することも考慮して3枚にしました。
戦闘でやられずに帰ってきたのはいいけど長生きしたために対応の為の「リーダーとして春香」が握れないという事態は避けたかったこともあります。


「古き都の貴音」

今回の制限解除により「素直で前向き春香」との同時使用が可能になりました。
このカードを使用することにより感じたメリットは以下の通りになります。

・2帯での早めのゲインを行うことで、2週目も2リフで終わらせやすくなる
・後述のパワーバンプカードと合わせてレベル2帯での高パワー同士での殴り合いに強くなる
・レベル3帯に入った時に、ソウル2のキャラが2枚以上存在する

今までは、レベル2帯からは打点差が付かないことをお祈りして春香のバーンを行うことが多かったですが、レベル2帯での明確な立ち回り手段を増やすことが出来ました。
ストックは必要になりますが、「今を大切に亜美」との効果で行き帰りともに高いパワーを形成することが出来ます。
「今を大切に亜美」の効果は「素直で前向き春香」との相性がとてもよく、助太刀と合わせて持つだけでかなりのパワーを期待できます。
また、3枚と多めに積んだ「高木順一郎」はここでも仕事をしてくれます。
ストックが足りないと判断した場合は「今を大切に亜美」だけを出して殴り合い、レベル3で一度回復を行う形に変えることで腐ることはありません。
こうすると上記のメリットは若干失われてしまいますが、そこは現状のアイドルマスターで出来ることの限界だと認識しています。

他のレベル3回復カードとして、「アイドル復帰!律子」の使用も考えました。
チェンジを使う場合は、「帰ってきた笑顔美夏」との相性がとても悪く、ストックハンド共に消費が激しいため無しとしました。
チェンジを使わない場合も考慮しましたが、現状上位のタイトルに相手をリバースすることで強い〆を行うことが出来るカードが多かった為、レベル3のスロットを割いてまで
入れる必要性を感じなかったために不採用としました。


「みんなと進む未来春香」
「頼りになる!?プロデューサー」

「今を大切に亜美」の採用で需要があがり採用となったカードです。
前者は早だしした「古き都の貴音」を守るために優秀であり、「今を大切に亜美」が出ていると「素直で前向き春香」のパワーラインもとても高くなります。
今回は集中でアドバンテージを獲得することは目的としていませんが、偏ったクライマックス配置だった時の対応手段及びパワー保管カードとして
「頼りになる!?プロデューサー」を採用しています。
行きのパワーもレストコストだけで2500の修正値を得ることでき、2帯の戦闘力を強化することが出来ました。

反面、相手の高パワーに仕掛ける際、どうしてもストックを必要としローリスクでの運用が難しくなってしまいました。
「今を大切に亜美」の枠を1枚、2-1のカードに変えることを検討しています。


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②秘めた才能!?美希
②輝きの向こう側へ!律子
①どこまでもまっすぐな愛


最後に、残ったカードの説明になります。

「秘めた才能!?美希」

このデッキは「輝きの向こう側へ!あずさ」と溜まったストックを使い山札からハンドを整理することを得意としています。
反面、落ちてしまったカードはアタックフェイズ中のみの回収しかないために採用となったカードです。
このデッキは打点レースや「offタイム真」「素直で前向き春香」の使用ストックも考慮しレベル0でもパンチ数を必要とするデッキです。
そのため、マリガンでも「素直で前向き春香」を切ることも多々あり、切った後からでもハンドを整えることが出来ます。
特に、使い終わった「輝きの向こう側へ!あずさ」の再利用もできレベル0帯でのデッキ回転に貢献することが出来ました。

また、おまけ程度ではありますが「輝きの向こう側へ!春香」のサーチに失敗した場合に圧殺から再回収することもあります。


「輝きの向こう側へ!律子」

レベル0での貴重なオーバーパワーカードです。
「offタイム真」を4枚積んでいることもあり、序盤でセットで出すと崩されることはあまりありません。
また「古き都の貴音」の解禁に伴い、必要とされるストックがかなり増加しました。
このカードの登場だけでなく、それを守る回りのカードがストックを消費することもあり、「輝きの向こう側へ!律子」がストックに飛ぶことで補充を行うことも出来ます。
このデッキはトップチェックカードも多く、密度と相談すれば狙ってストックに飛びつつクライマックスを控室に落とすことも不可能ではありませんでした。

先行1ターン目でストックに飛んだ場合を懸念していましたが、次のターンに「offタイム真」を使うことでデッキが回転するという流れに変換できたので
次に活かせるデメリットという認識になりました。
パンチすることが出来ない、レストしてしまう等のデメリットと違う点はここだと思います。


「どこまでもまっすぐな愛」

実は、今回採用を間違えたというのが素直な認識のカードでした。
以前は、このカードを引ければレベル0で息切れはしないという認識でこのカードを使っていました。
が、今は「輝きの向こう側へ!あずさ」という優秀なカードがあり、このカードにストックを使うぐらいなら「offタイム真」と合わせて「輝きの向こう側へ!あずさ」を運用したほうが強いという認識になりました。

事実、決勝トーナメント2回戦で「どこまでもまっすぐな愛」の効果を使ったもののレベル0を引けず、パンチ数が1に終わるという醜態をさらしてしまいました。
相手のパンチ数が多かった場合にかかるクロック1コストも重く、その割には回収対象カードが自身だけということにパワー不足を感じてします。


代わりの代案カードは考えていますが、まずは試運転してから書けたらと思います。

 


長くなりましたが、以上で採用カードの説明となりました。
最後に、「方向音痴あずさ」について一言僕の考えを書きたいと思います。

先行から移動パンチできれば非常に強力ですが、後攻の選択肢が少ないことと、殴れない不安定感を考慮して不採用としました。
現環境は非常にゲームスピードが速く、登場したのにパンチできないカードは非常に重いデメリットを抱えていると思っています。
次のターンには相手のレベルが上がっていて腐ってしまったり、ハンド消費を抑えてパンチした結果ストックが足りないことに繋がりやすいこと。

また、後攻札を解決するために一番きれいなカードは味方のパワーを補うカードの採用だと思っています。
が、「高木順一郎」は殴れるか不安定なカードの為にアラートセットすることに若干のリスクを背負います。
となると「ショートカットあずさ」や「涙こらえて響」といったカードの採用が綺麗なのですが、ここでレベル0カードの枠が難しくなります。

「offタイム真」「輝きの向こう側へ!あずさ」「方向音痴あずさ」
各々のカードを4枚ずつ組むと12枠使ってしまうのですが、ここにパワーバンプカードまで入れると回収や集中といったシステムカードが入りづらくなってしまいます。
なので、そこを天秤にかけて自分はデッキ回転を優先して不採用としました。

爆発力はあるカードなのですが、次に活かすことのできない運要素はできる限り排除したいという考えです。
実際に、「方向音痴あずさ」を使わずに決勝トーナメントに行くことが出来たので結果として悪くないと思っています。

あくまで僕の考えですので、こういう考えで入れてないのだと参考までに見て頂けたらと思います。

 

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今回はふーkさんの代筆という形なのでもし質問がある場合などは直接ふーkさんまで(@fuuka1005)お願いします。
コメントで見かけた場合は自分が伝えますが返事は遅くなることをご了承ください。

ふぁて

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