【ヴァイス】FS8宝エビデンス
後期ネオス用だったデッキのお話。
WGP2019はネオスタンダード参加をほぼ考えていませんでした。
理由は、去年と同じでリリカルなのはのタイトルカップを優先した為です。
その為、このあと色々書いていますが、あくまで今期のネオスタンダード参加を"考えた場合"という仮定の話であることをご理解頂ければと思います。
- 概要
- Fate/の強味
- 山の枚数制御(疑似リフ)
- レベル帯カード概要
- 終わりに
1.概要
一般的リストとの違いは、
・ストック相殺4→ストック相殺3・ショートカット1
・フィレス1
・2/1ライダー0
・イスカンダル1
・連パンキャスター0
こんなところでしょうか。
ひたすら死なないことだけを意識したためキャスターではなくイスカンダルを採用して、リバース要求を回避する要素を増やしています。
2/1ライダーに関しては採用していた時期もありましたが、面よりも山を意識する方が大事だった為リストから抜けました。
2.Fate/の強味
大きいところだと以下3点だと考えています。
・自分からは詰めないが相手に詰めろを掛ける圧力
・強力なシステムカード集
・リバース要求カードへの圧倒的耐性
順に解説します。
・自分からは詰めないが相手に詰めろを掛ける圧力
これは自分の考えですが、この型のFSは"自分が生きていれば試合に勝てる"を地でやるデッキだと思っています。
伝わるかどうか不安ですが、相手よりターン(攻撃回数)が多ければ、それだけで勝利に一歩近づきますよね。
その過程で死なないための手段として、疑似リフやライダー連動、三人組イベントなどを使用する。
そうして自分は何ターンでも戦えると相手に見せていきますが、相手はそうはいきません。
FSと同じようにゲームするにはミラーで無い限り、ヒール力が足りない場合がほとんどで、ルール処理のリフレッシュポイントが痛すぎます。
なので、詰めてくるわけですがそれを強要させている、効率的なタイミングでなく相手が待てないようにして詰めを無理やり打たせて返しのリソースが枯れた相手を狩る。
この動きが他には出来ない動きで魅力的だったので強味にカウント。
ぶっぱされて自分が負けないって魅力的じゃないですか?
・強力なシステムカード集
マスター限定とはいえcipで発動し手札の全てを切れるイリヤスフィール。
宝を変換できる集中の桜。
ドロー効果付きの疑似リフテキスト持ちの凜アチャ。
これらがセットで存在していることがまず規格外です。
三種の神器です。
神器に含んでいないカードにも、レストストブ付きcip回収応援、収録中持ちクロック相殺、マスタークロアン付与の士郎といった、とんでもお化けがたくさんあります。便利。
これらを用いて試合毎の状況再現率を高められるのは、間違いなく強味です。
・リバース要求カードへの圧倒的耐性
上記と少し被りますが死なない手段としての部分です。
最近のLv3リバース連動は一個一個が強力だったりローコストで行える分多面するのが前提になってきています。
山を作って2-5で返したら即死したなんてことも珍しくなくなってきました。
そんな負けを減らせる要素としての注目です。
まずはライダー連動。
フロントアタックを禁止することで、ダメージをくらう要素を減らしてくれます。
往復系のテキストなので行きで相手を踏めるかが重要ですがそこで2個目のテキストが活きてきます。
パワー-3000、実質パワー桜込みで15500でアタックしているので、無茶な挑戦をしない限り踏めるでしょう。
それでも無茶しなきゃいけなかったり、そもそもライダー連動が出来ない場合の回避方法としてはイスカンダルの方があります。
クロックシュートテキストに目が行きがちですが本質はそこではなく、最後の2コストでキャラを逃がす方です。
リバースする対象のキャラをそもそも面に残さなければいいというわけです。
それだけならチャンプアタックすればいいのですが、相手もそれをケアして先にチャンプしてキャラを消したり美夏拳で消したりしてくるので、チャンプという相手の介入要素が入る手段だけでは不安が残ります。
そこでこのテキスト。
相手が先に消していても美夏を使ってもこちらが後出しでキャラを逃せる為回避することが出来ます。
これら2つのリバースを避ける要素と強力なシステムを利用して作り出した山札で、相手より多くアタックを弾きターンを得て相手を倒す。
改めて思いますが、実際にそれが出来るのは凄いと思います。
だから握る予定に選んだわけですけど。
3.山の枚数制御
要は疑似リフをキレイに使うために自ターンエンド時にどれだけ山があれば次のターンに擬似リフを行えるかの基準ですね。
前提としてヴァイスシュヴァルツの基本行動と相手から山札を削られる枚数を考慮すると、山札15枚でターンを渡すのが綺麗かなと思います。
返した相手から2点×3でアタックされたとして残山9枚。
そこからドローで引いて8枚。
ここから集中を使えば4枚で条件達成となり特別な行動をせず疑似リフを使えます。
これは擬似リフテキストを使う際の基本だと思っています。魔術IDを使っていた知り合いが話していたことの受け売りです。
IDだと山を削る手段が、集中・コンソールぐらいのためこの設定値でしたがFSでは許容枚数が増えます。
暁があるからというのもありますが士郎で付与したクロアンでも山を1枚削れるため20枚前後で返しても擬似リフできます。
4.レベル帯カード概要
Lv3
逃げるカード。
ヒールやライダー二種がそれです。
唯一セイバーのみ面に干渉するカードですが、未だにSBYの大活躍を意識してです。
自分のターンに1点×3を刻まれるのも嫌ですし、連動したライダーも面に残れないため山の具合によっては返しのターンを得るのが難しくなります。
この負け筋を消すためだけに残しているのでもしSBYが環境から一切姿を見せなくなったら抜いていいと思っています。
Lv2
疑似リフ。
コンセプトなので4投しています。
5枚目以降も考えましたが面に並べるようなカードでもないため集中で同じカードを使い回すことができれば十分な為この枚数。
Lv1
CX制御のカードです。
集中のテキストで打たずに変換することも可能ですが、手札に集まりやすいCXを打てるなら打ちたいということで島風。
ピンポイントでカードの回収が行え、テキストで島風を避けるキャラに刺さりやすい収録中相殺。
これら両方が通らない8スタンバイLSSは流石に分が悪いですがそれ以外にはどちらかを中心のプレイを行えばなんとかなります。
なんども言いますが、面が大事なわけではないので島風連動に関しては"揃っていたらラッキー"ぐらいの認識でいいです。
Lv0
序盤のテンポを意識したカード達。
少ないキャラを有効活用し多パンを可能にするクロアン士郎。
CXの変換でキャラを確保し、中盤からキャラの使い回しを可能にする集中桜。
それらにアクセスが出来る暁イリヤ。
それらがあれば序盤中盤回すのは可能なので他はテンプレリストから拝借したストック相殺。
そこから枠を1枚もらい、クロックに刺さってもメインカラーの緑源になれて、相手のキャラを上から踏めるマスターのショートカット。
そして4投カードの+1になれるフィレス。
このフィレスはイリヤで拾えるアイリじゃなくセイバーですが、イリヤで取れるよりもパワーが出ることと終盤欲しい色の赤ということで選びました。
5.終わりに
1/16に2020前記の制限改定が発表されるということで、TwitterではFSに規制が来るかどうかで話題になっていたので少しだけ。
使用していた立場からすると、"かかる前兆はあるが今期の地区結果(使用率入賞率)からだと今期は無し、来期も残すようならかかる"。
という執行猶予的な感じかと思います。
万能デッキというわけではないので。
規制かからなかったらまた使いたいなと思う良いデッキでした。